「連結会計システム」を導入し、業務を効率化したい。
そうお考えの経理責任者・ご担当者様が、導入検討時に最も重視すべきことは何でしょうか。
それは、「システムを導入した後、きちんと実務が回るか。つまり“サポート”で何をしてくれるか」ではないでしょうか。
- 「高機能なシステムを導入したが、使いこなせないまま豊富な機能が放置されている」
- 「サポート窓口に連絡しても、マニュアル的な回答しか返ってこない」
- 「“システムの操作方法”は教えてくれるが、“会計実務のこの仕訳は正しいか”という相談には乗ってくれない」
- 「システムの前後の業務についてもアドバイスが欲しい」
連結決算は、会計実務の中でも特に専門性が高く、少し簿記の知識があった程度では対応することはできません。
もし、あなたが「システム」だけでなく、導入後の運用や「連結決算実務」そのものに対する手厚いサポート体制を求めているなら、「システム会社」ではなく、「会計コンサルティング会社」が提供する連結会計システムを検討すべきかもしれません。
こんにちは。私たちは、連結会計の実務とコンサルティングを専門に行うエールアカウンティング株式会社です。
私たちは日々、会計の最前線でお客様をご支援する中で、「システムは導入したが、実務は余り変わらない」という多くの悲痛な声を聞いてきました。
なぜ、一般的なシステム会社のサポートではダメなのか?
なぜ、「会計コンサルティング会社」が開発したシステムが、今選ばれているのか?
この記事では、貴社が連結決算の成功というゴールにたどり着くために、「本当に選ぶべきサポート体制」の全容と、私たちが提供する連結会計システム「Consoleasy(コンソリイージー)」が、いかにしてその課題を解決するかを、会計実務のプロの視点から解説します。
連結会計システム導入の「落とし穴」:よくある4つの失敗例
まず、連結会計システムの導入で多くの企業が陥りがちな失敗例を4つご紹介します。これは、私たち会計コンサルティング会社が、お客様と決算を共にする中で、あるいは受けてきた無数のご相談の中で、特に多い失敗を記載しています。
失敗例1:「導入したら終わり」システムはあるが改善されない業務
最も多い失敗例です。システム導入時、システム会社は営業や初期設定(セットアップ)に手厚い人員を割きます。しかし、それはあくまで「システムを使える状態にする」まで。
- 課題: 導入後、業務フローの変更や運用ルールを決めたが、定着せず中途半端な状態になっている。
- 課題: 導入時の担当者が退職・異動した途端、知識・ノウハウが蓄積せず、操作方法がわからなくなってしまう。
- 実情: システム会社にとってのゴールは「導入完了」であり、その後の「運用定着」は顧客側の責任とされがちです。
失敗例2:「システムの操作」しか答えない、悪く言えば“他人事”なサポートデスク
運用中に不明点が出た際、サポートデスクに問い合わせることは当然です。しかし、その「回答の質」に大きな差が出ます。
- 課題: 「その操作は、〇〇ボタンを押してください」という“操作方法”は教えてくれる。
- 課題: 「新しい取引が発生したがどう処理すればよいか」「会計処理に必要なデータが不足しているが、どのような対応方法が考えられるか」という“実務判断”を含む質問には、「弊社は会計判断に関わることはお答えできません」と返されてしまう(システム会社であれば当然のことと思います)。
- 実情: 結局、システム会社と、顧問会計士の、両方に質問する「二度手間」が発生し、迅速な決算の妨げとなります。
失敗例3:高額な「導入・ライセンス料」と、実務に見合わない「機能」
中小連結グループにとって、オーバースペックなシステムを導入してしまうケースが多く見受けられます。これは我々に寄せられる相談で最も多いものです。
- 課題: 「大企業も使っている」「機能が豊富にある」という安心感で導入したが、実際には大半の機能を使用していないし、理解していない。
- 課題: シンプルな連結決算を行いたいだけなのに、操作が複雑すぎて逆に工数が増加。
- 実情: 高額な導入手数料と毎年のライセンス料を支払っているにもかかわらず、得られたのは「自社の実務に合わない複雑なシステム」そして「不要だらけの機能」だけだった、という事態に陥ります。
失敗例4:システムに翻弄される連結決算
機能が豊富な連結会計システムは、あるデータを入れると、それに応じて色々な処理が自動で起きます。しかし、どのような処理が起きているか、何のデータが元になって処理が起きているか、ブラックボックスになりがちです。
- 課題: あるべき処理は分かっているのに、一部の処理が自動で走るので、その処理を解明した上で、システムの処理とあるべき処理の差を埋める処理を手で入れなくてはいけない。
- 課題: システムの処理の解明、動きの理解には職人的な勘が必要で、結果、連結会計システムの動きを理解している人に業務が集中・属人化してしまう。
- 実情: システムは本来お客様のスムーズな連結決算をサポートするはずのものが、逆にシステムに翻弄されている状態になりがちです。一見高機能に見えても、実はない方がよい機能、というのもあります。
これらの失敗に共通する原因は、システムを提供する会社が「システムを売るプロ」ではあっても、「連結会計実務のプロ」ではない、という点にあります。
上記の失敗例のうち、今回は、“サポート”に焦点を当てて解説したいと思います。
決定的な違い:一般的な「システム会社」 vs 「会計コンサルティング会社」のサポート体制
では、「会計コンサルティング会社」が提供するサポートは、一般的な「システム会社」と何が違うのでしょうか。
連結会計システムについて検討されている方が最も知りたいであろう、核心的な違いを以下の比較表に示します。
【サポート体制の徹底比較】
| 比較軸 | 一般的な「システム会社」のサポート | 「会計コンサルティング会社」のサポート(Consoleasy) |
|---|---|---|
| サポートの目的 | システムの使い方の質問に答えること | 連結決算業務を「成功させる」こと |
| 担当者の専門性 | システムの仕様を理解したサポート担当者 | 現役の公認会計士(連結実務のプロ) |
| サポートの範囲 | システムの操作方法 | ① システムの操作方法 ② システムの前後の業務設計(重要) ③ 会計処理の相談(重要) ④ 勘定科目の設計、データ収集、重要性適用等会計実務に関する相談 ⑤ 監査対応、基準改正の相談 |
| 質問例(システム会社) | ○「○○画面の操作方法を教えて」 ×「この仕訳、会計基準的に合ってますか?」 ×「監査法人から指摘が…」 |
○「○○画面の操作方法を教えて」 ◎「連結決算の手順を整理したい」 ◎「連結仕訳の効率的な作成方法を教えて」 ◎「この仕訳、会計基準的に合ってますか?」 ◎「監査法人から指摘があったのですが、どう対応したらいいですか?」 |
| 導入支援 | マスタ設定、システム設定、使い方説明が中心 (費用は数百万円〜数千万円) |
マスタ設定、システム設定、使い方説明に加え、 過去データの精査、Consoleasyでの再現、 勘定科目体系の見直し、業務フローの整理など伴走 (費用は無料) |
| コミュニケーション | メールサポートが中心 | メール、Web会議、電話、訪問など柔軟に対応 急ぎの場合は深夜・土日祝日も対応 |
| 価値の提供 | システムという「道具」の提供 | 連結決算成功という「結果」の提供 |
この表の通り、両者の違いは明白です。
システム会社のサポートが「システムの機能説明」に終始するのに対し、会計コンサルティング会社のサポートは「貴社の連結実務が、正しく・早く終わる」ことをゴールとしています。
私たちは、システムの使い方をお伝えするのはもちろんのこと、「その仕訳は、会計実務的にこう処理すべきです」「貴社の規模であれば、この程度の金額の仕訳は入れる必要はありません」「このフローはこう見直した方がいいです」といった、一歩踏み込んだ「会計コンサルティング」を、日常のサポートの中で提供します。
公認会計士としての知識と多くの実務経験を元にした判断を提供しています。
これらはまずシステム会社でフォローすることは不可能でしょう。
なぜ私たち「会計コンサルティング会社」がシステム開発(Consoleasy)に至ったか
「なぜ、会計コンサルティング会社がわざわざシステム開発を?」と疑問に思われるかもしれません。
それは、私たち自身が、会計実務の現場で、
「本当に顧客に必要な機能は限られている」
「既存のシステムは高すぎる」
「システムに加えて会計プロフェッショナルによるコンサルティングも必要」
という強烈な課題意識を持っていたからです。
会計実務の現場で起きていたこと
私たちは長年、多くの大企業・中堅・中小企業の連結決算を「コンサルティング」や「アウトソーシング」という形でご支援し、その中で、様々な連結会計システムを触ってきました。
お客様と机を並べて連結決算作業を共にし、お客様がシステムを操作するのを数多く目にしてきました。そこで気がついたのは以下の違和感です。
既存システムへの「違和感」
- 既存のシステムは、高機能すぎて価格も高く、中堅・中小企業の連結決算には明らかにオーバースペック。
- 高機能なシステムを使いこなせている企業はほとんどない。多くの担当者の方々は、システムの特定のボタン・画面のみを覚えて使っている状態。
- むしろ、多機能な連結会計システムが自動で色々な処理を走らせるが故に、連結会計システムに翻弄される決算の日々。
あるべき連結仕訳は分かっており、その仕訳を入力すれば本当は終わるのに、システムが自動で起こす仕訳を解明し、その修正が大変という、システムと闘っているような状態。
(Consoleasyも自動仕訳は豊富に備えていますが、システムとの闘いのような状態にはなりません) - そして何より、システム提供会社が、連結決算の実務・現場に踏み込んで連結決算のプロとしてサポート・判断を提供しているケースは見られない。
「無いのなら、作ろう」
「お客様が本当に必要としているのは、安価でシンプルで使いやすく、会計のプロが実務までサポートしてくれるシステムではないか?」
この想いから、私たちエールアカウンティングは、これまでの経験・知見を注ぎ込み、連結実務の現場で本当に必要な機能だけに絞り込んだ、クラウド連結会計システム「Consoleasy(コンソリイージー)」を自社開発するに至りました。
私たちは「システム会社」になりたかったのではありません。
お客様の連結決算を成功に導く「最強のパートナー」になるために、「プロの会計実務サポート」と「最適なシステム」を低コストでワンストップで提供する必要があったのです。
「Consoleasy(コンソリイージー)」が提供する“伴走型サポート”の全容
「会計コンサルティング会社のサポート」とは具体的に何をするのか。
「Consoleasy(コンソリイージー)」をご導入いただいたお客様に、私たちが提供する「5つのフェーズ」における具体的なサポート内容をご紹介します。
フェーズ1:導入準備(Consolesyでの過去決算再現による“安心”のご提供)
Consoleasyを導入したらどうなるのか。安心してお客様に導入頂けるよう、お客様の実際の数字で、過去の連結決算をConosoleasyで再現し、その状態でお試し利用をして頂きます。お客様の実際のデータがConsoleasyに入った状態でお試し利用をして頂くので、導入後のイメージがより分かりやすくなります。
この段階で、マスタ設定、システム設定、過去のデータの移行も完了します。導入の意思決定をして頂ければ、すぐに利用できる状態になります。
多くの連結決算実務に触れてきた経験から、データを見ればどんな処理をされているかが大体分かりますので、お客様には過去のデータをご提供頂くのみで、お手を煩わせることはありません。
再現の過程でお客様の資料を拝見し、改善できる点などもご説明させて頂きます(過去の数字の誤りが見つかることもよくあります)。
これらは全て無料で、約1〜2週間程度の短期間でご提供させて頂きます。
フェーズ2:導入(“プロのノウハウ”のご提供)
お試し利用をして頂き、導入の意思決定をして頂いた後、導入後の効率的な決算実現のためのサポートをさせて頂きます。
- システムの操作説明
- 連結決算の手順の整理
- データインポートのためのExcelでの効率的なワークシートの作成
- 連結仕訳の考え方
- 勘定科目体系の見直し
- 子会社からのデータ収集方法の検討
など、実務に踏み込んでサポートをさせて頂きます。
これらも全て無料でご提供させて頂いております。
フェーズ3:運用サポート(会計士が“チャット”で答える日常)
導入後こそ、私たちの真価が発揮されます。
- 「実務相談」に即対応: 「今月、新しい取引が発生したのですが、仕訳はこれで合っていますか?」といった具体的な会計実務の相談に、チャットやWeb会議で会計士が直接回答します。
- 迅速なレスポンス: サポート窓口でたらい回しにされることはありません。貴社の業務を理解した会計士が、パートナーとして伴走します。
- 幅広いサポート範囲:子会社が増えた時の対応方法など、単にシステムの操作方法だけではなく、決算早期化や会計処理適正化など、PMIの支援もさせて頂くことが可能です。M&Aのデューデリジェンス、PPA、買収後の決算支援などもご要望に応じて一気通貫でサービス提供可能です。
フェーズ4:決算期・監査対応サポート(“監査のプロ”としての会計士特権分野)
四半期・年次決算や、監査法人の対応も万全です。
- 決算数値のレビュー支援: 締め作業の最終段階で、私たちがプロの目で数値をレビューし、潜在的なエラーを指摘します。
- 監査法人への説明支援: 監査法人から質問・指摘があり、お客様だけでは対応がしきれない場合に、お客様の立場でどう対応すべきかをアドバイスさせて頂きます。
※状況に応じて一部オプションになります。
フェーズ5:会計基準改正サポート(“最新”の担保)
会計基準の改正はよくあります。
- 実務への影響検討: システム対応だけでなく、「今回の改正で、貴社の実務は何が変わるのか」を貴社と共に検討し、スムーズな移行を支援します。
結論:連結決算の成功は「システム選び」ではなく「パートナー選び」です
もし、あなたが「連結会計システム」という“道具”を探しているだけなら、世の中には他にも選択肢があります。
しかし、もしあなたが、
「複雑な連結決算実務を、専門家に相談しながら進めたい」
「システムを使いこなし、決算を早期化・効率化させたい」
このように「道具」ではなく「連結決算の成功」そのものを求めているのであれば、一番の近道は、システム会社ではなく、「会計実務を熟知した会計コンサルティング会社」とタッグを組むことです。
「Consoleasy(コンソリイージー)」は、単なるシステムではありません。
それは、貴社の連結決算業務を成功に導くための、「最適なシステム」と「会計専門家による伴走サポート」を安価なパッケージにした、ワンストップ・ソリューションです。
こちらのシステムは多くのご好評をいただいており、先日ベンチャー通信様に特集を組んでいただきました
ベンチャー通信様記事
もう、システムベンダーと決算業務の相談先を、別々に探す必要はありません。
私たちは、貴社の経理部門の“第2のメンバー”として、システムと会計実務の両面から、貴社の決算業務を強力にバックアップします。

連結決算の「サポート」体制に少しでも不安があるのなら、まずは私たち「会計コンサルティング会社」に、貴社が抱えている“実務の課題”をぶつけてみませんか?
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