平素よりConsoleasy(コンソリイージー)をご利用いただき、誠にありがとうございます。
このたびConsoleasyの個別財務諸表のインポート機能を拡充いたしました。グループ各社の残高試算表を「そのままの形」で取り込めるようになり、連結決算の準備作業が大きく効率化されます。本記事ではアップデートの内容を詳しくご紹介します。
これまでの課題
連結決算では、グループ各社の個別財務諸表(残高試算表)を集約することから作業が始まります。
しかし、各社が使用している会計システムは多種多様です。出力される残高試算表のフォーマットも会社ごとにバラバラで、これまではConsoleasy専用のExcelフォーマットに数値を転記してからアップロードする手順が必要でした。
この転記作業は、グループ会社数が多いほど負担が大きく、転記ミスのリスクもつきまといます。連結決算の「最初の関門」とも言える工程でした。
Consoleasyでは今後、単体の会計システムとAPIで直接連携し、データを自動で取り込む取り組みも進めていく予定です。一方で、API連携に対応できる単体会計システムは現状では限定的であり、グループ全社のデータ取得をAPI連携だけでカバーすることは容易ではありません。だからこそ、どのシステムを使っている会社でも、出力したファイルをそのまま取り込める仕組みが重要になります。今回のインポート機能の拡充は、この実情を踏まえたものです。
今回のアップデートで変わること
今回の拡充により、単体の会計システムから出力した残高試算表や、任意のフォーマットのExcelまたはCSVファイルを、そのままConsoleasyにアップロードできるようになりました。
専用Excelフォーマットへの転記は不要です。各社が普段使っているシステムから出力したファイルを、加工せずにそのまま取り込めます。
以下、今回の主な特長をご紹介します。
特長1:科目マッピングマスタで、連結科目への組み替えを自動化
新たに「科目マッピングマスタ」の画面を追加しました。
グループ会社ごとに、単体の会計システムの勘定科目と、連結上の勘定科目とのマッピングを保持できます。各社の残高試算表を各社の勘定科目のままアップロードしていただければ、Consoleasyの中で連結科目への組み替えが自動的に行われます。
単体会計システムに勘定科目の追加があった場合、インポートの過程で一度マッピングを設定すれば、マスタにも自動で保存されるため、次回以降は設定不要。継続的な連結決算の運用がスムーズになります。
特長2:どんなフォーマットの残高試算表でも、そのまま取り込める
今回のアップデートの最大の特長が、フォーマットの違いを吸収できる柔軟性です。
各社の残高試算表は、シート構成が実にさまざまです。Consoleasyは、以下のようなパターンの違いをそのまま取り込めるように設計しています。
- BSとPLが1つのシートに集約されているもの、複数のファイルやシートに分割されているもの
- 資産・負債が縦一列に並ぶ形式、シート左に資産・右に負債が配置される形式
- 勘定科目コード・名称・金額の列の並びや配置の違い
- 貸方金額をプラスで表現するシステム、マイナスで表現するシステム
- 勘定科目コードがなく名称のみのシステム
- 1つのセルに勘定科目コードと名称の両方が記載されているシステム
こうしたシステムごとの「クセ」を、ファイルを加工することなく、そのままインポートできるようにしたことが、今回の大きなポイントです。
初回の取込時に列の並び等を設定すると記憶されるため、毎回の設定も不要で効率的なインポートが可能です。
Excelで作成された各社の予算データも効率的にConsoleasyにインポートし、連結予算の作成、予実対比をすることが可能です。
特長3:不要な行を除外するフィルタ機能
残高試算表には、「資産合計」などの合計行が含まれています。これらはインポートする必要がない行であり、インポート対象からの除外が必要です。
そこで、インポート対象に含めるかどうかを制御するフィルタ機能を搭載しました。以下のような条件指定が可能です。
- 合計行などをインポート対象から除外する
- 特定の列に値がある場合に除外する
- 特定の列に値がない場合に除外する
- 勘定科目コードや名称に特定の文字列を含む場合に除外する
ファイルの形に合わせて柔軟に取り込み範囲を調整できます。
特長4:取り込み後の数値分解にも対応
残高試算表を取り込んで連結科目に組み替えた後、一部の数値を手作業で分解したいケースにも対応しています。
たとえば、連結キャッシュ・フロー計算書を正しく作成するために、個社の会計システムでは「未払金」と一行で表示されているものを、連結への取込上は通常の営業活動に係る未払金と固定資産の取得に係る未払金に分解する、といった手調整が可能です。手調整の履歴はレポートで確認することが可能です。
特長5:株主資本等変動計算書・包括利益計算書の補完入力
株主資本等変動計算書や包括利益計算書の内容は、通常は残高試算表にデータが含まれてません。
そのためConsoleasyでは、残高試算表をインポートした後に、株主資本等変動計算書および包括利益計算書に関する内容を追加で手入力する手順を用意しています。残高試算表の取り込みと補完入力を一連の流れで進められます。
特長6:インポート前のプレビューで正確性を確認
インポートを確定する前に、プレビュー画面で取り込み内容を確認できます。
- 各勘定科目の金額
- 各財務諸表区分ごとの合計
- 貸借の一致
- 段階利益
これらが元ファイルの数値と一致しているかをチェックできるため、安心してインポートを確定していただけます。
特長7:インポート履歴の管理
インポートの履歴も管理されます。過去のインポート時のレポートをいつでも確認できるため、「いつ、誰がどの会社のデータを取り込んだか」を後から振り返ることができます。
特長8:複数会社のファイルを一括アップロード
複数の会社のファイルをまとめて一括アップロードできます。グループ会社数が多い場合でも、効率的にデータを取り込めます。
特長9:ウィザード形式のわかりやすいUI
操作画面はウィザード形式を採用し、手順に沿って迷わず進められるよう配慮しました。
まとめ
今回のアップデートにより、Consoleasyへの個別財務諸表の取り込みは、次のように変わります。
- 各社の単体会計システムから出力したファイルを、そのまま取り込める
- 連結科目への組み替えはマッピングマスタで自動化
- 多様なフォーマットの違いをそのまま吸収
- プレビューと履歴管理で、正確性とトレーサビリティを担保
連結決算の「最初の関門」だった個別財務諸表の集約作業を、大幅に効率化できる機能拡充です。
Consoleasyは、引き続き連結決算業務をより使いやすく・効率的にするための機能改善を進めてまいります。ご不明な点やご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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