毎月・毎四半期の連結決算、お疲れ様です。
子会社から集めたExcelファイルを開き、数値のコピー&ペースト、関数の修正、内部取引の消去、合わない数字との格闘、数字の分析…。
「この作業、いつまで続くのだろうか…」
「どこかでミスが起きていないか心配で仕方ない…」
「他の人に業務を渡したいけど引き継げない…」
と不安・悩みを抱えながら、遅くまで作業に追われていないでしょうか。
大丈夫です。もし、あなたが「Excelでの連結決算」に少しでも限界を感じているなら、その感覚は間違いではありません。
こんにちは。私たちは、連結会計の実務とコンサルティングを専門に行い、且つ、連結会計システム「Consoleasy」(コンソリイージー)を開発・提供するエールアカウンティング株式会社です。
私たちは日々、多くの企業の連結決算をご支援する中で、「Excel管理」によって引き起こされる様々な課題を目の当たりにしてきました。
この記事では、会計実務のプロである我々が、なぜExcelでの連結決算が破綻しやすいのか、具体的な「7つの罠」を解説します。
そして、その課題を根本から解決し、経理部門が本来の「分析・管理」業務に集中するための「本当に正しいシステム化」について、専門家の視点から徹底的に解説します。
もはや限界! 会計士が指摘する「Excel連結」の7つの罠
Excelは優れたツールですが、複数の会社データを「連結」し、継続的に「管理」する設計にはもちろんなっていません。
ここでは、多数の企業でよく陥っている代表的な7つの罠をご紹介します(私たちも多くのお客様を見てきた中で本当に多かったのがこの7つです)。
数式の範囲選択のミス
数式の範囲選択のミスは、実際の現場で頻繁に発生するトラブルの一つです。
例えば、連結対象会社が増減した際に、既存の数式の参照範囲が更新されておらず、集計金額が正しく計算されないケースがよくあります。
また、数式の参照先を期が変わったことで一つ右にずらさないといけないのをそのままにしてしまったり、ピボットテーブルの選択範囲が見直されていないといったこともよくあります。
数式の参照範囲が正しくなっているかを時間をかけてきちんと確認したつもりでも、確認対象がたくさんあるので、誤りに気付けずそのまま進んでしまうケースが散見されます。
複雑なワークシート、理解・編集できない関数、ブラックボックスなマクロ
最初はきれいに作られていたものが、期を追うごとに情報が追加され、決算作業の忙しい中で更新するため、整理されず段々とごちゃごちゃして理解に時間がかかるワークシートになっていきます。
また、Excelスキルの高い方が組んだ関数は、複雑な処理を効率的にこなせる一方で、一般的なスキルの方にはなかなか理解・編集することが難しいものです。
結果として、過去に組まれた関数を編集したい場合も、編集した場合にどこに影響が生じるかが分からず、本当は修正したいのにそのまま使い続けざるを得ないケースが多くあります。
さらにマクロを活用している場合、多くの場合組んだ人にしか理解・触ることができず、ブラックボックス化してしまいます。
属人化
属人化は、Excel連結業務で最も多く見られる課題の一つです。
経理担当者にはExcelスキルの高い方が多くいらっしゃいますが、全ての人が高いスキルを持っているわけではありません。
前任の担当者が複雑な関数を駆使して作ったワークシートは、別の担当者にきちんと引き継ぐことが難しいものです。
複雑なExcelのワークシートは、担当者の異動や退職時に、実務が滞るリスクを高めます。
手作業による誤り発生・非効率な作業
例えば子会社の残高試算表を連結精算表に貼り付けるときに行がずれて貼り付けたしまうといった単純なものから、連結除外が発生したときに過去の除外対象会社の連結仕訳を正しく把握できず、連結除外の仕訳に誤りが生じるといった難易度の高いものまで、Excelで作業を行う上では、手作業によるミスがつきものです。
また、ある数字が理論値と一致しない場合に原因を特定するのに、複雑なExcelの関数がその支障になることもあります。
会社毎の連結消去後残高が分からない
Excelの連結精算表は、連結会社毎の連結修正後残高を把握することが通常できません(できないことはありませんが、複雑になるので、実際に作成されている会社は殆どないと思います)。
連結会社毎の連結消去後残高を見ないと、債権債務や取引高の消去が適切に行われてるかということを確認することができません。
Excel連結をシステムで再現して会社毎の連結消去後残高をみると、消去し過ぎてマイナス残高になっていたりすることがよくあります。
分析に使いづらい
Excel連結の場合、連結上の残高の会社別内訳を確認することができません。
そのため、例えば連結上の売上高がどの会社でいくら増えたかということを分析するのに、個別財務諸表金額、個別修正仕訳、連結消去仕訳を会社別に集計する必要があります。
また、複数期間を並べて推移をみるといったことも、手作業による加工が必要になります。
セキュリティ
Excelで作成した連結精算表は、多くの場合共有フォルダに格納されていると思います。
他の人が誤ってファイルを移動、削除してしまったり、意図せず編集してしまったり、業務に関わらない人でも情報を閲覧できてしまうリスクがあります。
なぜ高機能な「連結会計システム」を導入しても失敗するのか?
ここまで見ていただいてお分かりかと思いますが、「Excelがダメなら、システムを導入しよう」と考えるのは自然な流れです。
しかし、ここで多くの企業が次の失敗をしてしまいます。
それは、「システム会社の高機能なシステム」を導入し、使いこなせずに形骸化してしまうケースです。これが本当に驚くほど多いです。なぜでしょうか?
多くの連結会計システムは、「機能の豊富さ」を強みとしています。しかし、中堅企業や、初めて連結決算を行う企業にとって、これらの機能は複雑すぎる且つ不要であることが多いのです。
- 課題1: 機能が多すぎて、設定や操作・動きを覚えきれない。
- 課題2: 機能は豊富で導入費用は高いが、豊富な機能を半分も使いこなせていない。
- 課題3: システム会社は「使い方」は教えてくれても、「決算実務の相談」、例えばシステムの前後で必要となるExcelの作業や、システムを使う上でのタスクの整理等、については相談に乗ってくれない。
本当に必要なのは、「多機能」なシステムではなく、自社の連結実務がシンプルになり、かつ専門家がサポートしてくれる体制です。
私たち「会計コンサルティング会社」が連結会計システムを作った理由
そこで、私たちエールアカウンティングは決断しました。
「高機能・高価格のシステムでは、企業の本当に困っている部分を解決できない。ならば、連結実務を知り尽くした我々公認会計士が、本当に必要な機能だけを乗せたシステムを使いやすい価格で提供しよう」と。
それが、会計コンサルティング会社が開発したクラウド連結会計システム「Consoleasy(コンソリイージー)」です。
一応断っておきますと、私たちはシステム会社ではありません。日々、お客様の連結決算を支援している「会計コンサルティング会社」です。
だからこそ、現場の経理担当者が「何に困り」「どこでつまずき」「何を求めているか」を痛いほど理解しています。
「Consoleasy(コンソリイージー)」は、Excel連結の「7つの罠」を解決するために、以下の3つに徹底的にこだわりました。
- シンプルで直感的:会計士が「これだけは必須」という機能に絞り込み、誰でも直感的に使える画面を実現しました。
- 正確な連結決算:整合性チェック、自動仕訳、異常検知機能、分析を容易にする会社別・科目別連結精算表などが、誤りのない正確な連結決算をサポートします。
- 公認会計士が伴走:私たちはシステムを「売って終わり」ではありません。連結実務のプロとして、導入から運用、決算の締めまで「伴走」し、実務そのものをご支援します。
「Consoleasy」が解決する具体的な未来

「Consoleasy(コンソリイージー」を導入することで、あなたの会社の連結決算はこう変わります。
| Excel 連結の課題(Before) | Consoleasy の解決策(After) |
|---|---|
| 作業でミス多発 | システムによる自動処理、自動仕訳機能により、手作業によるミスを撲滅します |
| 複雑、理解が困難、属人化 | 直感的な操作、分かりやすい画面構成、手厚いサポートにより理解を促進し、属人化を防ぎます |
| 会社毎の連結消去検証、分析 | 会社別、科目別連結精算表等で数字の内容を容易に確認でき、分析がしやすくなります |
| セキュリティ | 万全なセキュリティ対策で安心してご利用頂けます |
結論:Excelの手作業から解放され、効率的な連結決算へ
Excelでの連結決算は、担当者の多大な努力と残業、そして相当の体力・精神的な負担によって、かろうじて成り立っているかもしれません。
企業規模の拡大、担当者の異動・退職の瞬間に、その体制は破綻するリスクを常に抱えています。
非効率なExcelでの管理に限界があることは、当事者である皆様が一番お分かりかと思います。
「Consoleasy(コンソリイージー)」は、単なるシステムではありません。他連結会計システムにはない、連結決算業務の「仕組み化」と、「会計の専門家」によるサポートを同時に手に入れることができます。
私たちは、あなたの会社が非効率な経理から効率的な経理へと変革するためのお手伝いができます。
こちらのシステムは多くのご好評をいただいており、先日ベンチャー通信オンライン様に特集を組んでいただきました。
「高コスト」な連結決算の常識を覆し、中小企業のM&A・海外戦略を盤石に – ベンチャー通信

まずは、あなたの会社が現在抱えている「連結実務の課題」を、私たち専門家に聞かせていただけませんか?
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